【初心者向け】障がい者・療育手帳の申請方法と活用ガイド|おトクにおでかけしよう!

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障がいのある娘と一緒に行く シマノ自転車博物館|家族で楽しむやさしいミュージアム体験【障がい者割引あり】

南海高野線難波駅~10分程で南海堺東駅

 

【家族でおでかけ】シマノ自転車博物館へ!自転車の歴史とロマンを旅する一日

休日の晴れた日、妻と重度障がいのある娘と一緒に、大阪府堺市にある「シマノ自転車博物館」へ行ってきました。

南海堺東駅を降りたらすぐ高島屋がありますが、もうすぐ閉店するみたいです。

歩道橋から大きな建物が見えるのがシマノ自転車博物館です。

大きな交差点の歩道橋渡ってすぐにあります。ほぼ一直線(徒歩5分)です。

場所は南海高野線・堺東駅から徒歩5分ほど。アクセスも良く、駅からの道のりもほぼ平坦で、娘にも安心の道のりでした。近くまで来ると、白を基調としたスタイリッシュな建物が見えてきます。

シマノ自転車博物館

〒590-0073 大阪府堺市堺区南向陽町2丁2−1

www.bikemuse.jp

シマノ自転車博物館 基本情報(2025年5月現在)

開館時間は午前10時から午後4時30分まで(最終入館は午後4時)

休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)と年末年始です。

入館料は一般500円(団体400円)、高校生・大学生は200円(団体150円)。

未就学児、小学生、中学生、65歳以上、障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料で入館できます。

バリアフリー対応も整っており、車いすでの見学も安心です。南海高野線「堺東駅」から徒歩約5分とアクセスも良好。家族連れや障がいのある方にもやさしい、誰もが楽しめる博物館です。

まるで美術館のようなモダンな外観に、正直少し驚きました。

博物館といえばもっと古めかしい建物を想像していたのですが、ここはまるで“未来の自転車基地”。そんな印象すら受けます。

広々としたエントランス

エントランスに入ると、明るく広々とした空間が広がります。

 

堺のダルマ自転車

ミショ- 木製

タンデムトライシクル

スター

オーディナリー

トライシクル

爆音信号銃

皇太子殿下へ堺市より献上自転車

 

まずは1階、受付前に古い名車たちがずらっと飾られています。これだけでも来たかいがあります。

障がい者手帳の提示で娘と私の入館料が無料に。さらに付き添いの妻の分も無料になります。

シマノ自転車博物館のパンフレット

チケットはQRコード付きで、入場ゲートにかざして入場。

ヒストリーシアターへ

入ってすぐに目に入るのは、「ヒストリーシアター」と呼ばれる映像上映エリア。『自転車の誕生とあゆみ』というテーマで、自転車がどのように発明され、世界中で親しまれるようになったのかを紹介するムービーが上映されています。

私も妻も、そして映像が好きな娘も、ここではしばし夢中になって鑑賞大きなスクリーンに映し出される映像とナレーションは、テンポよく分かりやすくて、映像が苦手なお子さんでも興味を引く内容になっていると思います。

娘は最初こそ少し緊張していましたが、暗い中で光る映像に興味津々。私の手をぎゅっと握りながら、画面をじっと見つめていました。

思わず「へぇ〜!」と声が出そうになる場面もあり、たとえばペダルがなかった最初の自転車や世界中の道を走っているさまざまなタイプの自転車の映像は印象的でした。

限りなく自由な自転車

2階へ:人の力で走る「自由」の乗り物、自転車の歴史

シアターを後にして、エレベーターで2階へ。ここからが本格的な展示エリアの始まりです。途中の壁に、こんな言葉が掲げられていました。

自転車とは?

自分の力で思うがままに進み 行きたい場所へ好きなペースで行ける

限りなく自由な乗り物 自転車

この文章に、心が少し熱くなりました。自転車が象徴する「自由」という言葉には、いろんな意味がある気がしました。自分の力で動けるって、それだけですごいことなんだと改めて思いました。

二輪自転車の始祖

ドライジーネ 1817年

若者の間で大流行

ホビーホース 1819年

足が地面から離れた

ペロシベート 1861年

より速く走るために前輪が巨大化

オーディナリー 1870年

ギヤが装着され前輪が小さくなった

カンガルー 1887年

自転車の基礎技術を発明

四輪自動車ロイヤルサルボ 1880年

安全な自転車の登場

セーフティー自転車ラッジクロスフレーム型 1889年

5人で力を合わせ世界選手権優勝 

5人用競争自転車バタパス 1897年

明治の堺を走った自転車

初期の空気入りタイヤ付き自転車クリープラント 1892年

初期の折りたたみ自転車

折りたたみ自転車キャプテンジェラール(プジョー)1895年

女性が使いやすいよう工夫

婦人用自転車クレセント1903年

空気入りタイヤで快適に走る

セーフティー自転車ローバー 1896年

ハンモックのサドルで快適な乗り心地

ツーリング自転車ダーズリーペターゼン 1900年

酪農を支えた自転車

ミルク運搬車 1930年

最も古い日本製自転車のひとつ

三輪自転車手漕ぎ式自転車 1882~1885年

 

展示は「Aゾーン」「Bゾーン」に分かれており、まずはAゾーンへ。ここは“自転車のはじまり”を伝えるフロアで、19世紀初頭にドイツで発明された「ドライジーネ」など、世界最初期の自転車の実物やレプリカがずらりと並びます。

 

パノラマシアターと名車の数々

毎時0分と30分には、展示の上に設けられた6つのスクリーンで「発明家たちの夢」というムービーが上映されます。こちらも必見!いくつかの展示車がライトアップされ、映像とナレーションでその時代背景や開発のエピソードが紹介されるんです。

前輪だけ異様に大きな「オーディナリー」や、チェーン駆動が初めて使われた「セーフティ自転車」などを実際に見ると、「ああ、今の自転車ってここから進化したんだな」と納得。娘はというと、展示車の大きな車輪にびっくりして、にこっと笑っていました。子どもにとっても、車輪の大きさや形って直感的におもしろいんでしょうね。

自転車の広がり

スピードへの夢

世界中で進化してきた自転車たち

Bゾーン 懐かしさと進化の記録Bゾーンでは、「自転車の広がり」をテーマに、日本や海外での自転車の普及の歴史が紹介されています。

昭和の時代に大ヒットしたブリヂストンのロードマンや、アメリカの映画に登場するようなシュウィンのハイライザーなど、ちょっとレトロで懐かしい自転車がたくさん。

 

 

 

精密部品の結集

展示の中でも圧巻だったのは、自転車に使われている3,200個ものパーツを分解して並べた展示!「えっ、これ全部自転車の部品なの!?」とびっくり。チェーン、ギア、スポーク、ハンドル、ブレーキ…あらゆるパーツが並べられていて、その美しさに惚れ惚れしてしまいました。

娘も、たくさんの部品が並んでいる展示の前では興味津々。いつもはあまり長く止まって見ない娘が、手を伸ばして何かを指さしている姿に驚きました。

4階へ:未来へとつながる自転車の歴史

私も少し座って休憩しながら、古いツール・ド・フランスの記録をパラパラと読んでみました。スポーツとしての自転車の魅力が伝わってきて、歴史好きな方にもおすすめのスペースです。

このフロアの奥には「マルチメディアライブラリー」があり、自転車に関する書籍や雑誌を自由に閲覧できます。

ロードレース用の変速機やマウンテンバイク用のブレーキなど、シマノならではの技術の結晶が並びます。

「ストリート・オブ・バイシクル・コンポーネンツ」と呼ばれるエリアでは、実際に各年代のパーツが展示されており、自転車好きにはたまらないスポットでしょう。

最後に4階へ。ここは「自転車歴史回廊」と名付けられており、主にスポーツバイクに関する展示が中心。

自転車を「知る」ことで、日常が少し特別になる

普段、何気なく乗っている自転車。でもその背景には、長い歴史と多くの発明、そして世界中の人々の生活が詰まっているんだなと実感できる一日でした。

娘にとっては「乗る」より「見る」「感じる」博物館でしたが、それでも彼女なりにたくさんの刺激を受けたようで、帰りの電車の中でもご機嫌でした。妻も「なんか、また自転車に乗ってみたくなった」と笑っていました。

シマノ自転車博物館は、ただ自転車を展示する場所ではなく、「人と自転車の関係」を再発見できる場所。障がいのある子どもでも、安心して楽しめる配慮が随所にあり、家族みんなで過ごす休日にぴったりのスポットでした。

自転車が好きな人も、そうでない人も――きっと何かを感じられる、素敵な博物館です。

おしまい。

 

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